|

八坂神社のすぐ隣、小さな格子戸をくぐり、期待感の高鳴りとともに石段を上る。門の奥から現れるその様相はまるで古き都の山居。祇園の賑わいがうそのようで、凜とした空気に静寂が漂う。 |

入り口では、あたたかく、なつかしい、家々の象徴「おくどさん(かまど)」がお出迎え。周りに目をやれば、随所に用いられた古い板戸や蔵戸が、ざっくりとした深い味わいを演出。初めて訪れた方でさえ、いつか昔に訪れたかのように思える、優しい心地よさを醸し出している。 |
|

日常を忘れさせる雰囲気につつまれた「柚子屋旅館」。同店がかかげるオーベルジュとは、"宿泊のできるレストラン"のこと。料理屋が営む旅館をコンセプトに、美味しい料理に全力を注いでいる。きびきびと支度する料理人たちが揃って白衣を身に纏うことからも、御馳走づくりに対する真摯な姿勢が伺える。 |