
京都御苑の程近く、格子戸や犬矢来(いぬやらい)など古都らしい表構えを見せる「料理旅館・天ぷら 吉川」。格子戸をくぐると家紋模様が入った電灯が露地を照らす。玄関正面の障子の間からは坪庭の石灯籠が。そしてロビーをぬけて広間に向かうと、緑が目に眩しい本庭が広がる。計算された美しさを見せる数寄屋(すきや)造りの建物と遠州好みの庭園には、高い美意識がうかがえる。10室ある客室は、どれも本庭や坪庭に面している。四季折々の景色としつらいとが相俟(あいま)って、京情緒に満ちた空間を作り出している。 |
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夕食は自慢の天ぷらが盛り込まれた天ぷら会席や京会席。確かな素材に丁寧な仕事を加えた料理は、一箸ごとに新鮮な感動を与えてくれる。
「おこしやす」。やわらかな京ことばの出迎えで始まる京の旅は、今までとは違う余韻を残すだろう。 |