
宇治川のみぎわに佇む由緒ある割烹旅館「花やしき浮舟園」。明治27年(1894)、初代・山元亀松が宇治に居を移し、花づくりのかたわらに茶寮を営んだのが始まりである。西洋の花々が咲き乱れる風情から"花やしき"と呼ばれるようになったとか。また、生物学者であり代議士であった二代目当主・山本宣治の生家としても知られている。
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明治の頃からは多くの文人墨客に愛され、数多くのロマンと歳月を秘めている。かつては画家・竹久夢二にも愛され、同園には二代目女将「お千代さん」を描いた作品が大切に保管されている。さらに時代を溯れば、宇治は王朝文学の傑作といわれる紫式部が叙した「源氏物語(宇治十帖)」の舞台ともなっている。
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春には桜爛漫の平等院、夏には宇治川の清流、秋には山々の美しい紅葉、冬には雪景色と趣深い季節の移ろいを心ゆくまで愉しめる。とくに夏の夜、水面に松明が映える宇治川での"鵜飼"は一見の価値あり。匠と鵜が織り成す華麗な世界を堪能できる。
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