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貴船 右源太(きぶね うげんた)

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和洋二部屋だけの贅沢な時間を
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京都 旅館「貴船 右源太」

社家の家筋

京都市内中心部から車で約40分。賀茂川の水源にあたることから、古来より水の神様として崇敬(すうけい)を集める洛北・貴船の地は、まさに京の奥座敷。貴船川沿いの道の両側には、何軒もの料理旅館が軒を連ねる。そのなかの一軒、貴船神社から結社(ゆいのやしろ)に向かう途中に「右源太」はある。永らく貴船神社に仕えた社家の家筋にあたり、屋号はいわゆる神官の役職。明治維新後の神仏分離を機に転身した、由緒ある料理旅館だ。

露天風呂付きの部屋

夏の川床料理で有名な同店だが、宿泊の際は、日帰りでは絶対に味わえない贅沢な時間を過ごすことができる。部屋は和室と洋室の各一部屋のみ。いずれもメゾネットタイプで、4人〜6人まで宿泊可能。どちらの部屋も露天風呂付きとなり、風呂が2階にある。和室には囲炉裏、洋室には暖炉が温かい火をともす居間、書斎などが備えられている。夕食は、夏はもちろん川床料理、冬は同店名物の気生根鍋(きふねなべ)。「気生根(きふね)」とは気の生ずる場所という意味の、貴船の語原とも。身も心も充電できそうな、不思議なパワーを持つ宿だ。

京都 旅館「貴船 右源太」

滋味たっぷりの気生根鍋

右源太の秋から冬にかけての名物料理「気生根鍋」。すっぽんと貴船の伏流水でじっくり時間をかけて取った濃厚なスープで、すっぽんや天然牡丹肉、露地栽培の京野菜などをいただく、滋味たっぷりの鍋だ。牡丹肉はしゃぶしゃぶにしても良し、少し煮込んでもまた良し。最後の雑炊まで存分に堪能したら、きっと体の芯までポカポカに。

夏の風物詩・川床料理

毎年5月から9月は、川床料理のシーズン。貴船川のせせらぎの上に設けられた川床席で、鮎や鱧、あまご、京野菜などをふんだんに盛り込んだ懐石コースがいただける。川魚は貴船の伏流水を注いだ生け簀に数日放たれ、独特の臭みを抜く。締まった身の味わいはまさに絶品。清らかな水が絹糸のように飛沫(ひまつ)をあげる様子を眺めていると、心まで洗われるようだ。

京都 旅館「貴船 右源太」

縁結びでも有名な貴船神社

「水源の森百選」にも選ばれた貴船。貴船神社は水の神様を祀り、公的には降雨止雨を祈る神として、民間では縁結びの神様としても信仰されている。赤い灯籠が並ぶ石段を上がると本社へ着く。ここで人気なのが水占(みずうら)みくじ。境内の霊泉に浮かべると文字が浮き出てくる。市内中心部より気温が低いこのあたりでは、ひと足早い紅葉のほか雪景色も楽しめる。

掲載情報は2006年夏に取材した内容で、写真はすべてイメージです。
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