
京都市内中心部から車で約40分。賀茂川の水源にあたることから、古来より水の神様として崇敬(すうけい)を集める洛北・貴船の地は、まさに京の奥座敷。貴船川沿いの道の両側には、何軒もの料理旅館が軒を連ねる。そのなかの一軒、貴船神社から結社(ゆいのやしろ)に向かう途中に「右源太」はある。永らく貴船神社に仕えた社家の家筋にあたり、屋号はいわゆる神官の役職。明治維新後の神仏分離を機に転身した、由緒ある料理旅館だ。 |
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夏の川床料理で有名な同店だが、宿泊の際は、日帰りでは絶対に味わえない贅沢な時間を過ごすことができる。部屋は和室と洋室の各一部屋のみ。いずれもメゾネットタイプで、4人〜6人まで宿泊可能。どちらの部屋も露天風呂付きとなり、風呂が2階にある。和室には囲炉裏、洋室には暖炉が温かい火をともす居間、書斎などが備えられている。夕食は、夏はもちろん川床料理、冬は同店名物の気生根鍋(きふねなべ)。「気生根(きふね)」とは気の生ずる場所という意味の、貴船の語原とも。身も心も充電できそうな、不思議なパワーを持つ宿だ。 |