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晴鴨樓(せいこうろう)

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古き良き時代の浪漫が漂う楼閣
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京都 旅館「晴鴨樓」

浪漫を好んで

晴れた鴨川のほとりに建つ楼閣を意味して名付けられた「晴鴨樓」。天保二年(1831)にはじまり、江戸より五つの時代を見つめながら“和”の建築のなごみを尊び、“洋”の浪漫を好んで、旅籠(はたご)のなりわい一筋に歩みを進めてきた。

洗練のもてなし

この宿の形は歴史の彩りの層、心は洗練のもてなし。村岡支配人いわく「この宿のおもてなしにマニュアルは無い」とのこと。客室係が誠心誠意、お客様と触れ合うことでこそ、お招きする側の真心が伝わるとか。通じ合う心はいつしか信頼や絆に変わり、深い感動を呼び起こす。リピーターやクチコミ客が後を絶たないことにも納得がゆく。味わいに、湯に、室札に、温かいおもてなしの心を込めて。東山の山紫と、鴨川の水明をたたえながら、「晴鴨樓」は今宵もお出迎えの灯を灯す。

京都 旅館「晴鴨樓」

ひと箸ごとの四季を京料理に

伝統的な京料理の味わいを大切に守りながら、ひと皿、ひと椀ごとにしっかりとした味付け。「京料理は薄味で物足りない」という声に応えたもので、自家製ダシによって素材の味を際だてている。
旬の食材にもこだわり、夏はハモ、秋には蝦老芋(えびいも)や松茸を使用。色鮮やかな京野菜を採り入れた、目と舌で愉しめる献立も魅力的だ。

古と今、和と洋の美しい調和

風情ある玄関をくぐると、大正モダニズムが香る応接間が目に留まる。廊下は和風と洋風が響き合う独特の佇まい。
多くの文化人が風雅に遊んだ宿だけに客室も個性的で、数寄屋造りの様式を活かした部屋、折り上げ天井をもつ書院造りの間など、同じ部屋は一つも無い。風情ある庭を眺めつつ、遠い昔に思いを馳せるのも一興だ。

京都 旅館「晴鴨樓」
京都 旅館「晴鴨樓」

高野槙が香る至福の湯浴み

男女別大浴場には、浴材の最高峰と言われる高野槙(こうやまき)をふんだんに使用。樹齢四百年強の貴重な天然木だけに、上品な色と香りが心地よい。
素肌に優しい人工温泉のお湯との相性も申し分なく、旅人の疲れをゆっくりと解きほどいていく。近年、リニューアルしたばかりとあって、清潔感に溢れているのも嬉しいかぎり。

掲載情報は2006年夏に取材した内容で、写真はすべてイメージです。
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