楽々荘 らくらくそう

[亀岡]

とっておきの大人の隠れ家

文化財指定の建物

京都 旅館「楽々荘」

城下町の面影を残す亀岡市の中心地に、風格ある構えを見せているのが料理旅館の「楽々荘」だ。歴史を感じさせる建物は明治の昔にトロッコ列車を創設した田中源太郎の旧宅だったもので、玄関と洋館、日本建築の一棟が国の有形文化財に指定されている。650坪に及ぶ庭園は平安神宮の神苑を手がけた明治の名工小川治兵衛の作。この由緒ある佇まいの旅館を現代的なオーベルジュに変えたのが、現当主の中田智之氏だ。

行き届いた美意識

文化財の面影はそのままに、客室はモダンなしつらいに改装。海外の高級家具や寝具が据えられ、ジャグジーや半露天の風呂が各部屋に用意された。施設内にはイタリアンレストランもオープンし、食事も和洋が選べる。宿のすみずみにまで行き届いた美意識とこだわりは何とも心地よく、部屋にいるだけで時間はあっという間に過ぎていくよう。大人が心からくつろぐ場所であるために、6歳以下の宿泊を断わる配慮も心憎い。観光地京都の目と鼻の先にありながら、この宿だけを目的に訪れる客が大半というのも頷ける話しだ。心と体に優しいとっておきの宿として愛したい。

京都 旅館「楽々荘」

贅を尽くした5つの客室

客室は意匠を凝らした5部屋のみ。リビングと寝室が別れているので、訪れたとたんに一眠りできるのもうれしい。どの部屋も贅沢な魅力に溢れている。

貴重な建物や庭園でくつろぐ

到着すると百年の歴史を誇る洋館で、抹茶か珈琲、紅茶のウエルカムドリンクがサービスされる。夕食にイタリアンを選んだ場合、予約をすれば洋館の2階でディナーが楽しめるので利用したい。また、季節によって明治の名工が築いた庭を大胆に活かしたオープンエアのカフェやビアガーデンも登場、緑の名庭をゆっくり満喫できる。

地元の食材を活かした料理

京都 旅館「楽々荘」

夜と朝の食事は京料理とイタリアンの2種類から自由に選ぶことができる。和食でもソムリエがワインを選んでくれるのがこの宿ならではのお楽しみだ。亀岡の名産品である黒豆の枝豆「紫ずきん」をはじめ、筍や鮎、松茸やぼたん肉といった地元の食材も豊富で、契約農場からは朝採り野菜が届く。地元の美味に舌も心もとろけそうだ。

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掲載情報は2006年夏に取材した内容で、写真はすべてイメージです。
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