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奈良公園の豊かな自然に囲まれて、重厚かつ優雅な構えで佇む奈良ホテル。明治42年に「関西の迎賓館」として創業、2009年に100周年を迎える奈良を代表する老舗ホテルだ。名匠・辰野金吾が手がけた本館は、立派な瓦屋根をいただく桃山御殿風総桧造り。純和風の玄関を入ると、そこに広がるのは高さ9mの吹き抜き天井、和洋が巧みに融合したゆとりの空間だ。白木の高欄、格天井などに宮殿風情が漂うこの格調高い空間を、上村松園や横山大観ら大家の美術品が彩る。また、新館は山の斜面を利用した吉野建て様式で、新館の5階と本館の1階が同じ階というユニークな造りになっている。
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明治時代から使い続けている鏡台やソファ、マントルピースがしつらえられ、ノスタルジックな気分にひたれる本館客室、本館同様、ゆったりしたスペースながら、よりカジュアルな雰囲気の新館客室。それぞれ趣を異にしながらも、落ち着いた贅沢なひとときを過ごせることに変わりはない。さらに、日本建築の象徴である欄間や御簾がある客室まで。さすが各界の著名人が訪れる奈良屈指のホテルらしい貫禄だ。
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