第43回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開
■期 間 平成21(2009)年1月10日(土)~3月18日(水)
※ 法要等、都合により拝観できない日や時間帯が生じる場合があります。
■公開時間 午前10時~午後4時(受付終了)
但し、東寺五重塔は午前9時~午後4時30分(1月31日までは午後4時まで)、
東寺観智院は午前9時30分~午後4時30分(1月31日までは午後4時まで)、
高台寺は午前9時~午後5時となります。
■料 金 1ヶ所 600円 (いずれも団体割引あり)
※ 但し、東寺五重塔については、800円(通常公開部分を含みます)
■お問合せ
(社)京都市観光協会   TEL 075-752-0227
URL http://www.kyokanko.or.jp/
※ こちらのページの情報は、(社)京都市観光協会のご協力を得て、掲載しております。
東福寺 退耕庵(とうふくじ たいこうあん) 東福寺 勝林寺(とうふくじ しょうりんじ) 高台寺(こうだいじ) 伏見稲荷大社 お茶屋(ふしみいなりたいしゃ おちゃや) 仁和寺 金堂・経蔵(にんなじ こんどう・きょうぞう) 妙心寺 三門(みょうしんじ さんもん)
妙心寺 衡梅院(みょうしんじ こうばいいん) 妙光寺(みょうこうじ) 宝厳院(ほうごんいん) 東寺 観智院(とうじ かんちいん) 安楽寿院(あんらくじゅいん) 東寺 五重塔(とうじ ごじゅうのとう)
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東福寺 退耕庵(とうふくじ たいこうあん)   東福寺 勝林寺(とうふくじ しょうりんじ) 京の冬の旅初公開
古の佳人 小野小町ゆかりの寺   北方を守護する毘沙門天ご開帳
東福寺 退耕庵(とうふくじ たいこうあん)

「小町の寺」として知られる東福寺の塔頭寺院。慶長4年(1599)に当庵11世安国寺恵瓊(あんこくじえけい)により再建された客殿には、関ヶ原の戦いを前に、西軍の石田三成らと恵瓊が謀議を行ったと伝わる四畳半の茶室「作夢軒(さくむけん)」がある。用心のための忍び天井や護衛の武士が控えたとされる「伏侍の間」を備えている。北に池泉観賞式庭園が、南に室町期作庭の「真隠庭(しんにんてい)」と呼ばれる杉苔に覆われた枯山水庭園が広がり、樹齢300年の霧島つつじが植えられている。小野小町との縁も深く「小町百才の像」や玉章(たまずさ)地蔵尊が安置されている。

※1/11午後、12、31午後、2/1、28午後、3/1は拝観不可
(1/11、31、2/28は11時30分受付終了)

見どころ

小野小町ゆかりの寺
忍び天井や伏侍の間のある茶室「作夢軒」、枯山水庭園「真隠庭」、池泉観賞式庭園、小町百才の像、小野小町作玉章地蔵尊


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  東福寺 勝林寺(とうふくじ しょうりんじ)

「東福寺の毘沙門天(びしゃもんてん)」と呼ばれる塔頭寺院で、天文19年(1550)に創建された。虎の絵が描かれた毘沙門堂に安置されている毘沙門天立像は、平安時代の作で、東福寺仏殿の天井内にひそかに安置されていたものである。宝塔、三叉戟(さんさほこ)を持った等身大に近い姿で、長く閉ざされていた扉を開け、今冬特別にご開帳される。脇侍の吉祥天像、善膩師童子(ぜんにしどうじ)像は江戸期の作で、衣の彩色も鮮やかに残っている。また日本画家・田村月樵(たむらげっしょう)作「毘沙門天曼荼羅(まんだら)」の繊細な版木、「七難七福図」などの寺宝もあわせて特別展観する。

見どころ

毘沙門堂 平安時代の等身大の毘沙門天像特別ご開帳、吉祥天像・善膩師童子像、田村月樵作「毘沙門天曼荼羅」版木、「七難七福図」ほか


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高台寺(こうだいじ)   伏見稲荷大社 お茶屋(ふしみいなりたいしゃ おちゃや)
桃山文化の粋を極めた 秀吉とねねゆかりの寺   千本鳥居で名高い「お稲荷さん」のお茶屋
高台寺(こうだいじ)

慶長11年(1606)豊臣秀吉の菩提を弔うために正室・北政所ねねが建立した臨済宗建仁寺派のお寺。華やかな桃山文化を偲ばせる建築や寺宝が数多く残る。今回は秀吉と北政所を祀る霊屋(おたまや)(重文)の厨子に安置されている本尊・大随求菩薩(ずいぐぼさつ)像の特別ご開帳や、「高台寺蒔絵(まきえ)」として名高い華麗な厨子の扉の蒔絵文様を間近でご覧頂くほか、天井に龍が描かれた開山堂(重文)の内陣や、秀吉公愛用の履物、杖、南蛮渡りの陣羽織(複製)などの寺宝もあわせて特別展観する。

※ 平成20年12月6日からの公開となります。
※ 12/16、17、31は法要及び展示替えの為、大随求菩薩像、霊屋の厨子扉はご覧いただけません。

見どころ

秀吉,ねねゆかりの寺 霊屋(重文)「大随求菩薩像」公開、高台寺蒔絵、厨子の扉を特別公開、開山堂(重文)内陣「開山木像」「天井龍図」、秀吉愛用の履物・杖・陣羽織(複製)など寺宝特別展観


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  伏見稲荷大社 お茶屋(ふしみいなりたいしゃ おちゃや)

平成23年にご鎮座1300年を迎える全国稲荷神社の総本宮。お茶屋(重文)は、寛永18年(1641)に後水尾院より御所の古御殿(こごてん)の一部を拝領したもので、付書院(つけしょいん)・違い棚を設けた格調高い書院造に、漆の菱形格子の欄間や釘隠しなど数寄屋造(すきやづくり)の意匠を巧みにとりいれて、茶座敷の雰囲気を出している。稲荷山を借景とした「松の下屋(まつのしたや)庭園」は茶室や待合が点在する緑豊かな回遊式庭園で、庭内に佇む風雅な「松の下屋」では、棟方志功(むなかたしこう)筆の襖絵「御牡丹図(おんぼたんず)」「御鷹図(おんたかず)」などを特別展観する。

見どころ

全国稲荷神社の総本宮 お茶屋(重文) 後水尾院より御所の古御殿を下賜された書院式茶室、祠官(=神宮)居宅跡「松の下屋」、稲荷山借景の回遊式庭園「松の下屋庭園」、棟方志功筆襖絵


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仁和寺 金堂・経蔵(にんなじ こんどう・きょうぞう) 京の冬の旅初公開   妙心寺 三門(みょうしんじ さんもん)
門跡寺院に佇む典雅な宮殿建築   楼上に広がる極彩色の浄土の世界
仁和寺 金堂・経蔵(にんなじ こんどう・きょうぞう)

真言宗御室派総本山で世界文化遺産。仁和4年(888)に宇多天皇が造営し「御室(おむろ)御所」と呼ばれて格式を誇った門跡寺院である。桃山時代に建てられた御所の紫宸殿(ししんでん)を移築した金堂(国宝)は、当時の宮殿建築を伝える貴重な建物。蔀(しとみ)をつけ、天井高く、壁に極彩色の浄土図を描いた荘厳な堂内に、本尊・阿弥陀三尊像を安置する。経蔵(重文)は寛永18年(1641)に再建されたもので、中央に据えられた「天海版」一切経を納める八角形の回転式輪蔵(りんぞう)や、描かれた壁画の細部まで、往時の美しい色彩を今もとどめている。

※ 2/2、3、14、15、3/4、5は経蔵のみの特別公開(300円)となります。

見どころ

【金堂(国宝)】 桃山時代の宮殿建築を伝える現存最古の紫宸殿の遺構
阿弥陀三尊像・四天王像・帝釈天像・極彩色の壁画「浄土図」
【経蔵(重文)】 「天海版」一切経を納めた八角輪蔵


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  妙心寺 三門(みょうしんじ さんもん)

臨済宗妙心寺派大本山で、46の塔頭をもつ京都最大の禅寺。平成21年には、開山・関山慧玄(かんざんえげん)の650年遠諱(おんき)を迎える。10万余坪の境内に一直線に並ぶ典型的な禅宗伽藍のなかでも、三門(重文)は、東福寺、大徳寺の三門に次いで古く慶長4年(1599)に造営された。七堂伽藍(しちどうがらん)を一望する楼上には、観音菩薩像や十六羅漢像が祀られ、天井には、雲間に袖を翻す人面鳥身の迦陵頻伽(かりょうびんが)や楽器、飛龍などが描かれている。柱や梁(はり)、組物など一面の彩色が鮮やかで美しい。

見どころ

妙心寺開山650年遠諱  南北一直線に並ぶ伽藍の一つ
三門(重文)楼上内部 観音菩薩像・十六羅漢像、柱や天井一面の極彩色の飛龍や天人の図


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妙心寺 衡梅院(みょうしんじ こうばいいん)   妙光寺(みょうこうじ) 京の冬の旅初公開
妙心寺四派の源流「四河一源」の寺   国宝「風神雷神図屏風」のふるさと
妙心寺 衡梅院(みょうしんじ こうばいいん)

文明12年(1480)、妙心寺中興の祖・雪江宗深(せっこうそうしん)を開山として創建された塔頭寺院。雪江禅師には、のちに「四派」の開祖として妙心寺発展の礎となった四人の弟子があり、これに因んで名づけられた「四河一源(しかいちげん)の庭」は、一面の杉苔に石組と楓樹が調和して美しい枯山水庭園である。江戸初期再建の方丈(重文)には、羅漢や龍虎、獅子を墨一色で描いた狩野派の絵師・大岡春卜(おおおかしゅんぼく)の障壁画が残る。茶室「長法庵(ちょうぼうあん)」は、天井の一部を楠木の一枚皮で張り、煎茶・抹茶ともに使用できる風情ある茶席である。

※ 2/7午前拝観不可(12時~受付開始)
※ 3/18午後拝観不可(11時30分受付終了)

見どころ

方丈(重文)、大岡法眼春卜筆「楼閣山水図」、枯山水庭園「四河一源(しかいちげん)の庭」、茶室「長法庵」


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  妙光寺(みょうこうじ)

宇多野の竹林に佇む臨済宗建仁寺派のお寺で、室町時代「京都十刹(じっさつ)」第八位に列せられた由緒ある禅寺。亀山・後醍醐・後村上の三帝の勅願寺とされ、南朝とゆかりも深く、方丈には三種の神器を一時奉安したという「神器(じんぎ)の間」がある。開山堂にはわが国虚無僧宗門(普化宗)の祖であり、日本に味噌醤油の醸法を伝えた開山・法燈国師の像を祀る。今回は、当寺の寺宝であった俵屋宗達(たわらやそうたつ)筆の国宝「風神雷神図屏風」の複製画をはじめ、寺宝を特別展観。また境内には江戸期の陶工・野々村仁清(ののむらにんせい)の墓がある。

見どころ

俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」(国宝) 発祥の寺
かつての「京都十刹」第八位の禅刹、方丈内「神器の間」、「風神雷神図屏風」複製画、野々村仁清の墓


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宝厳院(ほうごんいん)   東寺 観智院(とうじ かんちいん)
今冬 本堂再建記念の襖絵初公開   剣豪・宮本武蔵の絵が残る国宝客殿
宝厳院(ほうごんいん)

寛正2年(1461)に創建された臨済宗大本山・天龍寺の塔頭寺院。江戸期の書物『都林泉名勝図会(みやこりんせんめいしょうずえ)』にも掲載された名庭「獅子吼(ししく)の庭」は、「獅子岩」などの巨石が豊かな緑に映える、嵐山を借景とした回遊式庭園である。本堂再建を記念して、田村能里子画伯により新たに描かれた障壁画「風河燦燦三三自在(ふうがさんさんさんさんじざい)」が初公開される。仏教発祥の地インドを思わせる風紋流れる赤い山河に、33人の白衣の人物が描かれ、駱駝(らくだ)や象などの動物を形どった引き手や釘隠しが彩りを添える。

見どころ

初公開 本堂障壁画「風河燦燦三三自在」(田村能里子画伯筆)
嵐山を借景にした回遊式庭園「獅子吼の庭」


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  東寺 観智院(とうじ かんちいん)

別格本山の格式を持つ東寺の塔頭寺院。本堂には、唐から持ち帰られた本尊・五大虚空蔵菩薩(ごだいこくうぞうぼさつ)像(重文)を祀る。客殿(国宝)は慶長10年(1605)再建の武家風書院造で、剣豪・宮本武蔵筆と伝える鋭い筆致の水墨画「鷲の図」「竹林図」が残る。客殿前には、弘法大師が唐からの帰国の際、竜神の守護により難を逃れて帰還したという故事に因み、大陸や遣唐船を石組みで表現した「五大の庭」が広がる。また日本画家・浜田泰介(はまだたいすけ)筆の襖絵「四季の図」や、書院風茶室「楓泉観(ふうせんかん)」もあわせてご覧頂く。

見どころ

客殿(国宝)・宮本武蔵筆水墨画「鷲の図」「竹林図」、
茶室「楓泉観(ふうせんかん)」、書院襖絵(浜田泰介筆)、枯山水庭園「五大の庭」


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安楽寿院(あんらくじゅいん) 京の冬の旅初公開   東寺 五重塔(とうじ ごじゅうのとう)
宮廷文化が花開いた鳥羽離宮跡   京都の象徴(シンボル) わが国最高の木造の古塔
安楽寿院(あんらくじゅいん)

保延(ほうえん)3年(1137)鳥羽上皇が壮麗な御堂(みどう)を建立したのが起こりで、離宮ゆかりの寺宝が往時の面影を偲ばせる。上皇の念持仏と伝わる本尊・阿弥陀如来坐像(重文)は、院政期の仏師・賢円(けんえん)の作とされ、胸に卍(まんじ)が刻まれていることから「卍の阿弥陀」と呼ばれる。その他「孔雀明王画像」(重文)、「鳥羽法皇像」「美福門院(びふくもんいん)像」などの寺宝が特別展観される。収蔵庫前には離宮庭園の石組みの一部が忠実に復元された庭があり、書院前には、築山に刈込みを配した江戸初期の枯山水庭園が残る。
※特別展示の寺宝については会期中展示替えが行われます。

見どころ

鳥羽離宮跡、本尊阿弥陀如来像「卍の阿弥陀」(重文)、江戸初期作庭の書院前庭、鳥羽離宮庭園の一部を復元した庭、「孔雀明王画像」(重文)・「鳥羽法皇像」「美福門院像」ほか


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平安京造営の際、国家鎮護のために創建され、のちに弘法大師空海に下賜された東寺は、真言宗総本山であり密教美術の宝庫。金堂(国宝)、講堂(重文)とともに境内にそびえる五重塔(国宝)は、高さ約55メートルで木造塔としては国内最高の高さを誇る。現在の塔は正保元年(1644)徳川家光が古来の工法で再建、約360年前の姿を今もとどめている。特別公開の初層内部は、大日如来に見立てた心柱を守るように四仏や菩薩像を安置し、壁に描かれた真言八祖像や、柱や天井の極彩色の文様が鮮やかに残る。

見どころ

五重塔(国宝)初層内部 徳川家光再建、真言八祖像・天井・柱の絵、金堂(国宝)本尊薬師三尊像(重文)、講堂(重文)21体の立体曼荼羅(うち15体国宝)


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