多種多様の梅花が咲き競う北野天満宮、紅梅の寺随心院、そして丘陵地に白梅が群生する青谷梅林。春を呼ぶ花「梅」を求めて、かぐわしき京を巡ります。
“北野の天神さん”といえば、京都を代表する梅の名所。約2万坪の境内に50種約2,000本が咲き誇り、一円がふくいくたる香りに包まれる。
小野小町にゆかりの寺で、古くより「はねず梅」で知られる。はねずとは薄紅色のこと。梅園では八重の紅梅を中心に、約230本が可憐な花を咲かせる。
およそ20haの丘陵地帯に約10,000本の梅が植えられており、あたり一面が甘酸っぱい香りに包まれる。ほとんどが白梅で、最盛期には「純白の羽二重」を広げたような美しさ。
江戸時代初期に中国より黄檗宗にもたらされた精進料理。葛や植物油を使ったしっかりとした味付け、1卓を4人で囲み、大皿に盛られた料理を取り分けて食べるのが特徴。代表的なものに黄檗豆腐、胡麻豆腐などがある。美しい庭園を望みながらこの普茶料理をいただける「白雲庵」では、季節感を重んじ、素材の味を活かした一品や、花など美しい細工を施した料理もたくみに取り入れ、食べる楽しさを提供してくれる。