ゆばしょう らくじゅあん

[京都駅周辺]

老舗の湯葉を趣向を凝らした料理で

老舗が手がける湯葉を使った季節の懐石

京都 グルメ「ゆば庄 洛寿庵」

鎌倉時代に日本に伝わり、公家や寺院だけに許される高級食材だった湯葉。その後も、政治文化の中心として栄える京都において、精進料理や茶懐石、京料理に欠かせない食材として存在価値を高めてきた。湯葉といえば京湯葉とされる所以がここにある。
そんな京湯葉の老舗「ゆば庄」は明治18年創業。豆乳の温度上昇を緩やかにする湯葉釜の考案や、新しい食し方「生湯葉」の提案など、伝統を守る力と進取の気概を持ちながら、120年にわたり、こだわりの湯葉をつくり続けている。
長らく製造販売を専門としていたが、「食事がしたい」というお客様の声に後押しされ、2007年10月にオープンさせたのが「ゆば庄洛寿庵」だ。湯葉と一緒に様々な食材を駆使した料理を召し上がっていただきたい、京都の風情をまるごと感じていただきたいとの思いから、「数寄屋造りで、湯葉をたっぷり使った季節の懐石料理を味わう」というスタイルが完成した。

京都 グルメ「ゆば庄 洛寿庵」
京都 グルメ「ゆば庄 洛寿庵」

今では定番の「生湯葉」を創作

本来保存食だった湯葉に、昭和12年、ゆば庄が「生湯葉」の食べ方を提案。たっぷり含んだ豆乳の旨み、その柔らかな食感が人気となり、今や定番に。しかも、吟味した国産大豆と清らかな井戸水だけで仕込んだ同店の生湯葉は、大豆本来の甘味、旨みがストレートに楽しめる。

京都 グルメ「ゆば庄 洛寿庵」

湯葉が広げる料理の世界

椀物や鍋、炊き合わせ、天ぷら、あんかけ御飯まで――。生や乾燥湯葉を一皿ごとに使い分け、湯葉づくりで使う井戸水と鰹、昆布で丁寧にとった出し汁で、淡く優しい風味を生かす。湯葉を知り尽くした老舗が生み出す料理は、新鮮な味わいと驚きに満ちている。

京都 グルメ「ゆば庄 洛寿庵」

京の伝統を味わうのにふさわしい空間

京都 グルメ「ゆば庄 洛寿庵」

栄養が豊富で体に優しい湯葉料理を、身も心もくつろぐ和みの空間で味わってほしいとの思いを込めて建てられたのは、茶室のしつらいや、雪見障子から見える坪庭を備えた数寄屋造り。京らしい風情と檜の香りが漂う空間は、まさに店の思いがカタチとなったものだ。

掲載情報は2008年6月に取材した内容で、写真はすべてイメージです。

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