(りょうりりょかん つるせ)

[先斗町・木屋町]

鴨川に映える楼閣で、京の馳走を堪能する

伝統と格式を受け継いで

京都 グルメ「料理旅館 鶴清」

義経、弁慶ゆかりの五条大橋畔、鴨川の流れに影を映す壮大な楼閣「鶴清」は、昭和初期創業の伝統と格式を誇る料理旅館。四季折々の京会席は、吟味した新鮮な素材を使い、華やかな盛り付けと丁寧な味付けに定評があり、食通を唸らせてきた。代々の常連客が多いのも、確かな味わいの証しといえる。夏の納涼床は約200名を収容できるほどのスケール。夕暮れから夜半にかけてまばゆい光に満ちあふれる情景は、幻想的な雰囲気さえ漂っている。

京都 グルメ「料理旅館 鶴清」
京都 グルメ「料理旅館 鶴清」

芸術性豊かな建築意匠

木造3階建・総檜造りという建築様式を今に残す鶴清は、昔ながらの建物が立ち並ぶ木屋町通のなかでもその風格が一線を画す。玄関前では立派な唐破風の屋根に思わず目を見張る。足元の橋は五条大橋をイメージしたもの。上がり框(かまち)には栃ノ木の一枚板を使用し、その大きさには驚きの声が上がる。館内でも欄間など至るところに芸術的な意匠が見られ、「大原女」をモチーフとしたステンドグラスも一見の価値ありだ。

京都 グルメ「料理旅館 鶴清」

地産地消へのこだわり

四代目当主であり料理長の田中信行氏は、「何より京都の店であることを誇りとし、お客様の期待に応えていきたい」と話す。言葉の通り、地産地消にこだわり、春は筍、夏から秋は賀茂茄子など京野菜を用いることはもちろん、西京味噌など調味料にも地元のものを使っている。京の味を心ゆくまで堪能してほしい、そんな真摯な思いが伝わってくるようだ。

京都最大の床で、絶品鱧鍋に舌鼓

京都 グルメ「料理旅館 鶴清」

京都で鴨川の床といえば、「鶴清」を思い浮かべる人も多い。その悠然たる広さ、風光明媚な見晴らしと格別な爽快感が、ひとときの涼を求める人々の心を捉えて離さない。この川床でぜひ味わいたい鱧会席は一客9~11品。吸い物として供される鱧鍋は、鱧の中骨を5時間ほど煮込んだコクのあるダシが絶品だ。鱧の源平焼きは、漬け焼きと塩焼きで白黒の色使い。これに落としと天麩羅、炊き合わせに鱧の丼などが付く。

掲載情報は2008年6月に取材した内容で、写真はすべてイメージです。

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