かっぽうたけしま

[先斗町・木屋町]

鴨川のほとりで定番~目先の変わった京料理まで

5~9月は非日常空間の“床”で涼やかに

京都 グルメ「割烹 竹島」

せせらぎに桜並木が映える高瀬川。かつて高瀬舟が荷物の揚げおろしをしていた「一之舟入」のそばの瀟洒なビルの1階が「割烹 竹島」。鰻の寝床を思わせる奥に長い造りで、店は鴨川にも面している。
新鮮な旬の食材をふんだんに盛り込んだ会席料理やコースを、四季折々の風情の中で堪能できるのに加え、5月から9月までは鴨川西岸に設けられた納涼床を楽しめる。

京都 グルメ「割烹 竹島」

冬でも鱧を食べたい人のために「鉄焼き」を考案

京都 グルメ「割烹 竹島」

京の夏の味覚というと鱧のおとしや鱧しゃぶが定番だが、ここでは珍しい「はもの鉄焼き」も食べられる。はもの鉄焼きは、「京都に来たらとにかく鱧を食べたい」というお客さんの声に応えて、季節を問わず美味しく食べられるようにと考案した。骨切りして下味を付けた鱧を、皮の方からアツアツの鉄板の上に。香ばしい匂いがして、周りが白くなったてきたら裏返し、さっとあぶって秘伝の胡麻味噌と海苔醤油の特製タレでいただく。付け合わせは、宇治の巨椋池で丹精に育てられた無農薬野菜。九条ねぎ、伏見唐辛子などは鱧と一緒に焼いて、キャベツやレタスは、あえて芯の付いたまま生で。野菜の美味しさもしっかり味わえるメニューだ。

京都 グルメ「割烹 竹島」

味を含ませる仕込みに時間をかけた出し

水は、甘みがあるという周山(京都市北部)の湧き水を、塩はミネラル豊富な天日干しのものを使用。その水と塩を使った美味しい出汁が、竹島の料理の基本になっている。例えば名物「鴨鍋」は、主役の鴨はもちろん、その出汁自体も味わってほしいメニューだ。
また、「鰻の蒸し寿司の竹皮包み」もオリジナルである。鰻の棒寿司を竹皮に包んで蒸し上げたもので、皮を開けると竹の香りがふわっと広がり食欲をそそる。

名工の器が京料理を引き立たす

京都 グルメ「割烹 竹島」

竹島はもともと明治30年に旅館として創業。今も当時の古い器が残っており、清水六兵衛、清風与平など名工の清水焼や輪島塗もいろいろ。常には使っていないが、会話の中で器の好きな客だと分かれば料理を盛ってくれることもある。そんなきめ細かなもてなしが受けて、毎年訪れる家族やカップルもいるという。「常にお客様の立場に立ちつつ、職人のこだわりも生かしたい」という女将。「見た目にきれいなだけでなく、美味しいと満足していただけるように、当店では仕込み、味を含ませるのに時間をかけている」と話していた。

掲載情報は2008年4月に取材した内容で、写真はすべてイメージです。

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