(しょうざん せんじゅかく・かみやがわ)

[鷹ヶ峯]

鷹ヶ峰の麓、心洗われるような自然美の中で

風景同様の美しい京料理に感激

京都 グルメ「しょうざん 千寿閣・紙屋川」

鷹ヶ峯(たかがみね)・鷲ヶ峰(わしがみね)・天ヶ峰(あまがみね)の鷹ヶ峯三山の麓に、3万5000坪の敷地を有する「しょうざん」は、京都市中から車で約20分の距離にあるとは思えないほど豊かな自然に恵まれた庭園。園内にある「千寿閣」では、そばを流れる紙屋川に沿う南庭を望みながら、四季折々の京懐石がいただける。風景に溶け込むように、季節や節句などを意識した見た目にも美しい料理の数々が高評だ。地元鷹ヶ峯の野菜を中心に京野菜をふんだんに使い、素材の味と香り、色さえも損なうことなく生かし切る調理法は、まさに京料理の王道といえるだろう。5月~9月には川床「渓涼床」が出て、薫風や避暑を楽しみながらの食事が人気を集めている。

特別の日にふさわしい風格ある山荘

京都 グルメ「しょうざん 千寿閣・紙屋川」

「千寿閣」の風雅な建物は、もとは鈴木松年画伯の山荘で、西本願寺大谷家所有を経て、昭和34年に当地に移築された。玄関や6つの部屋を飾る見事な欄間彫刻やあじろの天井、裏千家「残月の部屋」を模して造られた残月風の床の間や黒壇の床柱など、職人技が随所に光る造りが贅沢。相部屋のテーブル席、個室、広間などがあり、食事会はもちろん、接待、あるいは晴れの日の顔合わせや法事など特別の日に使われることも多い。

京都 グルメ「しょうざん 千寿閣・紙屋川」
京都 グルメ「しょうざん 千寿閣・紙屋川」

渓谷に張り出す「渓流床」

「渓涼床」は、鷹ヶ峯の山中より発する紙屋川に張り出す。したたる緑に覆われ、まるで森の中にいるようなロケーション、「しょうざん」だけの静かな独立した空間であることで喜ばれている。聞こえて来るのは、昼なら鳥の声、夜なら虫の音。床の下には小さな滝が流れ、水音も心地よく涼を演出してくれる。鮎や鱧など旬の食材を使った料理は、氷の張ったガラスの器などに盛られ、まさに五感で涼が感じ取れる趣向。この上なく贅沢で爽やかなひとときを、心ゆくまで満喫してみたい。

京都 グルメ「しょうざん 千寿閣・紙屋川」

食事とともに庭園散策を楽しもう

京都 グルメ「しょうざん 千寿閣・紙屋川」

食事の前後には、ぜひ庭園の散策を。ありのままの自然とともに、紙屋川から水を引いて池・滝が造られ、大小の石を配した人の手による“庭園美”の両方を愛でることができる。「北庭」は、北山台杉の林に紀州石を配した豪壮な印象の有料庭園。“しょうざんの迎賓館”といわれる「峰玉(ほうぎょく)亭」など貴重な建築物も移築されていて、たいへん見ごたえがある。秋にはライトアップも実施。

掲載情報は2008年4月に取材した内容で、写真はすべてイメージです。

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