そばどころ しばざき

[三十三間堂・清水周辺]

清水寺の近くで見つけた名人直伝のそば

「挽きたて・打ちたて・茹でたて」

京都 グルメ「そば処 柴崎」

清水寺の参詣道へと至る、五条坂にあるそば処。そば専門調理師・調理技能士に認定され、海外でも活躍する柴崎好範氏のプロデュースによる店で、そばも柴崎氏の直伝である。観光地の真ん中にありながら、「挽きたて、打ちたて、茹でたて」の“三たて”を信条とした、妥協のないそばが食べられるとあって、そば好きの地元客にも注目の的だ。旅館のような立派な造り、店内には、陶磁器、漆器、蒔絵など伝統美術の粋が展示されているなど高級感に溢れるが、敷居の高さは微塵もなく、手軽にそばがいただけるのがうれしい。四季の料理とそばが味わえる、そば会席や御膳も人気。

京都 グルメ「そば処 柴崎」

のど越しのよさと年二回の新そばが特徴

京都 グルメ「そば処 柴崎」

そばは香りを楽しめるよう、そばの実を、殻以外まるごと使う「挽きぐるみ」の荒挽き。その日の分だけ石臼挽きにする。細くツルツルッとしたのど越しながら、しっかりとした歯ごたえあるのが印象的だ。そして最大の特徴は、国内産とタスマニア産のそばを使い分けていることで、秋と春の二回、香りのよい新そばが食べられること。ざるそばのほか、炒めたキャベツと揚げ玉をトッピングした「特製ひやしたぬきそば」などオリジナルの味も揃い、今後は、京野菜を使ったそばも増える予定。

厳選素材による“本物”の味わい

京都 グルメ「そば処 柴崎」

素材へのこだわりも徹底している。基本となる水は、豊かに湧き出る地下水を利用。だしをとるかつお節は、鹿児島枕崎の一級品で、東京の老舗が丹精込めて作る本節。ガスで炙ってから削ることで、ダシ臭さのない、澄んだ味わいになるという。ほかに、利尻昆布、日高昆布、長野県大王わさび、伊豆天城のわさびなどを用い、米は無農薬栽培のコシヒカリ。鴨肉や鶏肉、野菜なども、すべてにおいて国産の厳選素材を使用している。

京都 グルメ「そば処 柴崎」
京都 グルメ「そば処 柴崎」

優れた伝統工芸品に囲まれて

そば湯の桶は、東京芸術大学名誉教授の作品、また信楽焼の作家による特注品や古伊万里など、使われる器もまた一級品だ。さらに圧巻なのが調度品。一階には人間国宝の作家を中心とした柿右衛門や備前、古清水など。古伊万里のそば猪口がズラリと並ぶ様子も壮観。二階に根来漆器、三階には芝山をはじめとする蒔絵を展示。年に2回のペースで展示替えされるので、こちらもおおいに楽しみ。

掲載情報は2008年4月に取材した内容で、写真はすべてイメージです。

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