(さんぜんいんのさと)

[八瀬・大原]

主人の心意気と大原のよい環境が紡ぐ評判の味わい

豆腐とだしのおいしさに感激

京都 グルメ「三千院の里」

大原・三千院から徒歩で5分ほどのところにある「三千院の里」は、知る人ぞ知る料理自慢の宿。長年、祇園で京料理の店をやっていた主人が、よい環境を求めて、この地へ移ってきたというから、料理への思い入れは半端ではない。「ここの料理には心を通り越して魂を感じる」という声や、食事に来てその味に感激、泊まりの予約を入れる客も多いというから、一度はぜひ足を運んでみたいもの。なかでも、うまい!と評判なのが、国産大豆のみで作る手作り豆腐、そしてだしの味わい。ともに、大原のおいしい水と空気の賜物でもある。

献立に反映される主人の心配り

懐石料理のほか、お昼にはリーズナブルな「はんなり膳」や「豆腐膳」、懐石と同じような内容の「高野川弁当」などが用意されているのも、主人の心配り。いずれも量がしっかりあり、食べ応えがある。気軽な椅子・テーブル席のほか、懐石は個室の座敷でいただける。大原の山並や星を望みながらの食事は、まさに山里ならではの醍醐味だ。ところで、同館専用の駐車場は高台にあるが、そこからの風景を、かの堂本印象がことのほか愛したとか。同館の玄関に、印象画伯直筆の額もかかっているので見ておこう。

京都 グルメ「三千院の里」
京都 グルメ「三千院の里」

濃厚な味わいのなめらか豆腐

御膳、お弁当、懐石などに、ざる豆腐をはじめ、なんらかの形で必ず登場するのが豆腐料理。一口食べれば、甘みと濃厚な大豆の香りにきっと驚くのでは。ぜひそのままで味わいたい。どの料理にも付く揚げだし豆腐は、本葛の衣が特徴。豆腐のなめらかさ、コシのある衣との相性が絶妙だ。また「はんなり膳」を除くすべてに豆腐の鍋が付くのも楽しみ。

京都 グルメ「三千院の里」

食材はその日のいい物を厳選して

主人は毎朝、中央市場に仕入れに行き、その内容により、懐石料理などの内容が決められる。この日替わりでおまかせの味わいに魅かれて、月に二度、三度と通う常連客もあるそうだ。また野菜は大原の新鮮なものが使われることも多い。新潟産コシヒカリと餅米をブレンドし女将が炊くご飯のおいしさにも、定評がある。

京都 グルメ「三千院の里」
京都 グルメ「三千院の里」

天然温泉の利用もOK

あらかじめ予約をしておけば、温泉を利用することもできる。泉質は弱アルカリ性単純泉。肌にやさしいお湯で、神経痛、関節痛、筋肉痛などに特に効果があるとか。自慢の食事と温泉で、休日をゆっくりと過ごしてみてはいかがだろう。

掲載情報は2008年1月に取材した内容で、写真はすべてイメージです。

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