
京都大学で有名な百万遍交差点から少し西へ。路地の"どん突き"にある立派な門構えの建物が「梁山泊」だ。春は桜、秋は紅葉が美しい前庭を通り抜けると、女将がにこやかに迎えてくれた。 |
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ご主人の橋本憲一氏は、独学で料理を学び、一代で「梁山泊」の名を世に知らしめた人。料理を語り始めれば、その熱い想いが止め処なくあふれ出す。「料理人は"メッセンジャー"やと思います。何を伝えるかというと、料理人の想い。そして、農家や漁師や杜氏ら生産者の想い。何かを作り出すときは、作り手の想いがそこに込められる。それが料理を支えるものだし、なければ力のない料理になってしまいます」 |
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料理は"おもしろがる"がテーマ、という橋本氏が作り出すのは、天然の魚やこだわりの野菜をふんだんに使ったオリジナルの京料理。たとえば岩牡蠣(いわがき)とキュウリのフライ、海老芋(えびいも)のブリュレ…。驚きつつもぜひ味わってみたくなる。「仕入れてそのまま出すのは酒くらい」というほど、手作りと味に対する追求にこだわる。
橋本氏はブルゴーニュワインの「シュバリエ(騎士)」の称号を持つ。今でも暇を見つけてはブルゴーニュでブドウを食べ歩くのが楽しみとか。日本酒もオリジナルの発泡酒「六舟」など、厳選された銘柄がそろう。酒と料理のマリアージュを楽しみたい。 |