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京都の中心部・四条京阪より15分程電車に揺られれば、“酒の町”“太閤さんの城下町”として知られる伏見に着く。白壁の酒蔵、柳の揺れる濠川に代表される独特の景観が美しく、坂本龍馬にゆかりの寺田屋など幕末の史跡も残る町だ。そんな伏見の中心部・大手筋のそばの、京阪と近鉄の駅の近くにあるのが「京町おくど 十二屋」。築100年の京町家を改装した風雅な店で、豆腐料理と季節料理を提供してくれる。立地の便利さもあり、散策の終わりに立ち寄るのにぴったり。

琴の音色の流れる雅やかな店内は、奥へ奥へと広がる、典型的な京町家の造り。白い小石を敷いて水(川)を、黒い小石で陸を表現したという往時のままの坪庭をコの字に囲んで、二人用の席、大テーブル席、個室のテーブル席、床の間のある座敷などが配され、ニーズにより使い分けることができる。ところで、この坪庭に置かれている大きな手水鉢には、斜めに割れ目がついているが、これは鳥羽伏見の戦いの傷跡とのことだ。 |