むつのや

[先斗町・木屋町]

食通をうならせる天然トラフグと割烹

著名人も通う隠れ名店

京都 グルメ「むつの家」

高瀬川のほとり、木屋町通り沿いに佇む「むつの家」は、もと旅館だったという風雅な佇まいが印象的だ。打ち水のされた石畳の路地を通って、奥の座敷へ渡れば、目の前に鴨川の流れと東山の稜線が広がる。天然トラフグと割烹の店として知られた同店では、カニ・鯛・蛸・鱧など季節ごとの魚介も天然物のみを取り扱い、一人鍋などを美味しくいただけることで知られ、著名人もお忍びで通うほどという。この京都らしいロケーションもご馳走に華を添える。春には、高瀬川と鴨川堤の桜を愛でることができ、周囲は一段と華やかに。

産地直送の天然トラフグ

食通も太鼓判を押す天然トラフグで、その解禁前は瀬戸内海物のみを使用。漁のできない6月~8月、それに12月30日~1月7日には、フグは休業となる。そして使うフグの大きさは、40~50cmで約2kg。主人いわく、「脂がほどよくのり、何より身が締まっている」おいしいフグだ。フグに対する、この主人の妥協を許さない姿勢こそ、客を満足させる源といえるだろう。

京都 グルメ「むつの家」

フグのおいしさを知り尽くして

噛めば噛むほどに増す味わいと、しっかりとした歯触りとがある同店のフグだけに、「てっさ」は一切れで食べても満足できる厚さで提供。また名物の「焼ふぐ」は、骨のない皮身を贅沢に使い、皮は香ばしく、中は甘さの引き立つレア状に焼き上げられる。どちらも同店ならではの味わいだ。

京都 グルメ「むつの家」
京都 グルメ「むつの家」

鱧もこの店ならではの味わい

カニは香住、蛸・鯛は明石、そして京の夏に欠かせない鱧は淡路島からの直送。鱧は一般には湯引きにされるが、同店では生の薄造りで出している。新鮮で、かつ脂の質のよい厳選した鱧を使うからこそ、できることだ。「鱧しゃぶ」も名物で、こちらでは湯引きの味わいが楽しめるので、鱧のおいしさが二倍になる趣向。

京都 グルメ「むつの家」
京都 グルメ「むつの家」

秘伝の自家製ポン酢

鍋など魚介を使った料理の多くは、自家製ポン酢で味わう。果汁を加え、店の地下で寝かせたポン酢には甘みとコクが生まれる。そこに旬の青い橙(だいだい)と黄色い橙を手で絞り入れ、爽やかな酸みをプラスすることで、秘伝のポン酢は魚介の持つ繊細な味わいを最大限に引き出す名脇役となる。両方揃って、同店の美味は生まれるのだ。

掲載情報は2007年11月に取材した内容で、写真はすべてイメージです。

ページの先頭へ
メルマガ登録京都おこしやす.comスタッフの京都日記