もくべえ

[祇園]

お客様本位の技と心を受け継いで

木目模様が店名の由来

京都 グルメ 「杢兵衛」

うまいもん好きな食通が集うまち・大阪の天神橋にて"おでん屋"として産声をあげた「杢兵衛」。初代主人が木目模様を好んだことが店名の由来となっている。器にもこだわり、わざわざ職人につくらせたほど。その後、京都の下鴨に移転後は料理旅館に。さらに祇園に移り、現在は三代目と四代目が店に立つ。

信頼できる店

和やかな店内に足を踏み入れると、たちまちアットホームなムードに身を包まれる。何げなく見渡して気づくのは、親子で通う常連が多いこと。外国人のお客様も見かけるのは、「京都の味を楽しめて信頼できる店」との評判が高いから。二階の座敷では初代が焼かせた巨大な土瓶が飾られ、見る者に感嘆の声を上げさせる。

バランスを重視

お料理づくりで最も気を配っているのは、季節の素材が持つ味わいを最大限に引き出すこと。新しい料理の開発にも積極的で、バランスを重視しているとか。一貫したコンセプトで模索しつつも保守的にならないよう、お客様の要求も踏まえながら時代を反映させたメニュー作りに取り組んでいる。

京都 グルメ 「杢兵衛」 京都 グルメ 「杢兵衛」

美味しくて栄養満点。だから選ぶ

メニューの基本は旬の素材を用いること。味が良く、栄養価も数倍違うからだとか。この辺りにお客様を思いやる主人の人柄が滲み出る。とくに魚は毎朝、明石から来る魚屋で、その日一番の魚を仕入れているとか。これは二代目主人の時代から受け継がれ、今後も守りぬかれる。年中通じての名物「めいたかれい」のから揚げは絶品だ。

京都 グルメ 「杢兵衛」 京都 グルメ 「杢兵衛」

部屋にも器にもこだわって

和室には日本の文化が凝縮されている。そうした考えのもと「杢兵衛」では格調高い空間づくりが成されている。一見すると大正浪漫風の印象。床柱や書院、絵画やお花を眺めるだけでも、忘れかけた和の心が甦える。「器」へのこだわりも初代より受け継がれ、陶磁器や漆器をはじめ銀食器、竹細工などで料理を演出している。

居心地の良さを味わう歓び

店員や料理人とのちょっとしたやりとりに"お客様に時間を忘れて食事を楽しんで頂こう"という気配りが感じられる。こうした居心地の良さに魅了され、足繁く通う常連客も多い。

また、1階のカウンター席も同店の魅力に数えられる。料理人の仕事を眺めたり、対話を楽しんだり…。部屋とは違う趣を愉しんでみるのも一興だ。

掲載情報は2006年夏に取材した内容で、写真はすべてイメージです。

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