きょうかいせき みのきち たけしげろう

[平安神宮・南禅寺周辺]

竹林を眺めながら味わう伝統の川魚料理

川魚生洲八軒

京都 グルメ 「京懐石 美濃吉本店 竹茂楼」

平安神宮にほど近い閑静な環境の中、清々しい青竹に囲まれて建つ「京懐石 美濃吉本店 竹茂楼」。享保年間に三条河原で川魚の店を出したことに始まり、京都所司代から「川魚生州八軒」として許可を得た歴史を持つ。戦後、粟田口に居を移し、平成4年(1992)に格式ある料亭へと生まれ変わった。
こちらの料理は吟味食材を使い、季節感を大切にした京料理。その献立には当然川魚料理が入っている。鰻をはじめ鮎やすっぽんなど、川魚独特の旨みを巧みに引き出した料理は、290年の伝統と経験が生きている。

数奇屋と合掌造り

建物は数奇屋(すきや)の本館と合掌造りの別館があり、各座敷は小川が流れる竹林の庭に面している。青々とした竹がまっすぐに伸びた様を眺めていると心が洗われるようだ。洗練された優雅な本館、素朴さが魅力の別館とそれぞれ趣を異にしているが、掛け軸や花の生け方などのしつらいはどちらも四季折々の情趣に富み、取り合わせの妙を堪能することができる。

京都 グルメ 「京懐石 美濃吉本店 竹茂楼」

隅々に息づく料亭の心意気

毎月の料理は吟味、工夫の積み重ね。お客様の目にどう映るかにもこだわり座敷の照明のもとでもチェックする。また、絶妙のタイミングで料理が出せるよう、板場と配膳係のミーティングを密に行う。しつらいからサービスまで細やかに目を配る女将のもと、すべてに決して手を抜かない姿勢は料亭の心意気を感じさせる。

もてなしに生きる茶道の心得

茶の湯にもとづくもてなしの心は料亭に欠かせないもの。茶道を習うことで身に付く洗練された所作も重要だ。そのため、ここではスタッフのために月3回茶道教室を開催。静かで品のある歩き方、指先にまで神経が行き届いた立ち居振る舞いを精進することで、何とも心地よいサービスを生み出している。

京都 グルメ 「京懐石 美濃吉本店 竹茂楼」

温かみにあふれる合掌館

合掌館は昭和40年代に富山県の五箇山から移築したもの。200年以上経たこの建物は、匠の技が随所に施された名建築だ。和とモダンがうまく調和し、炉や黒光りする太い梁などに素朴さと郷愁が漂う。この合掌館があった富山のおわら風の盆にちなんだ催しなど、空間を最大限に活かしたイベントも年数回開かれ、人々を魅了している。

掲載情報は2006年秋に取材した内容で、写真はすべてイメージです。

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