きょうと いちのでん ほんてん

[四条河原町周辺]

絶品の『西京みそ漬』をはじめ、京のおもてなし料理を町家で味わう

至高の美味しさを守り続けて80年

京都 グルメ 「京都 一の傳」

情緒漂う本場京都の町家で、西京みそ漬を使った旬のおもてなし料理を味わえるのが「京都一の傳 本店」だ。京都一の傳は昭和2年の創業以来、80年もの長きに渡り、京の伝統と職人の心と技が詰まった昔ながらの西京みそ漬をつくり続けている。贈答用や家庭用に買い求める人々から「焼きたてのおいしい西京みそ漬を食べられる店があったらいいのに」との声が後を絶たなかったという。そこで平成19年3月、満を持してオープンしたのが本店2階のお食事フロアである。

ほろっと柔らかく、とろけるような…

同店が自信を持って提供するのは、その名も「京のおもてなし料理」。メニューは月替わりの全6品。前菜・お椀・焚合せ・焼物・ご飯物・水物で構成され、気軽な懐石料理として愉しめる。素材そのものを活かし、器物との調和や盛り付けに繊細な美を集約した料理はいずれも絶品。しかし、お客様のお目当てはやはり「西京みそ焼」。ほろっと柔らかくて、とろけるような食感。土釜炊きのふっくらご飯との相性は抜群で、一度食べると忘れられない。お子様セットがあるのも、家族連れには嬉しい。

京都 グルメ 「京都 一の傳」
京都 グルメ 「京都 一の傳」

素材のすべてにこだわり尽くす

一の傳では自社の西京みそ漬を「蔵みそ漬」と呼ぶ。それこそが同店のこだわりを証明するものだ。本来、西京みそ漬とは、京都で醸造された「西京みそ」を使うもの。しかし残念なことに近年では、いわゆる「まがい物」が横行している。なかには魚の上に味噌を塗っただけの商品も…。そこで差別化を図るために付けた独自の名称が「蔵みそ漬」だ。味噌床・加工・魚・醤油・塩に至るまでこだわり尽くした逸品で、魚の中までしっかりと味が染み込んだ、正真正銘の西京みそ漬けである。

京都 グルメ 「京都 一の傳」

名所めぐりの際には、ぜひ名店にも

「錦市場に近く、とびっきりの食材が手に入るんです」と笑顔で話すのは、料理長の山岸隆博さん。名のある日本料理屋で腕を奮っていた山岸さんは、オープンとともに同店へ。以前から縁のある錦市場には顔なじみも多く、「山ちゃん、これ持ってきな!」とばかりに極上品をまわしてくれるとか。話題の京都検定にも合格するほどの京都通で、料理の見た目にも京の催事を演出している。六角堂や錦天満宮にも近いので、京都観光の際には味の思い出づくりにぜひ立ち寄りたい。

京都 グルメ 「京都 一の傳」
京都 グルメ 「京都 一の傳」

凜とした美しさと奥深い機能と

伝統の味わいはもちろん、京の風情まで堪能できるのも大きな魅力。むくり屋根に一文字瓦、黒漆喰に縁取られた出格子に虫籠窓。暖簾をくぐると、100年以上前の水屋箪笥に檜の蔵戸…。凜とした美しさを醸し出す町家には、見た目だけの美しさだけではなく、先人の知恵が生み、歴史が育んだ奥深い機能まで備えている。町家の風情をそのまま活かした「京都一の傳 本店」は、その佇まいを眺めるだけでも価値がある。

掲載情報は2007年9月に取材した内容で、写真はすべてイメージです。

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