きょう・きぶね ひろや

[鞍馬・貴船]

山紫水明の地で四季を味わう

京の奥座敷

京都 グルメ 「京・貴船・ひろや」

「もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づるたまかとぞ見る」平安の昔、宮廷の女流歌人・和泉式部(いずみしきぶ)が、川辺の蛍によせて恋の歌を詠んだ地、貴船。
御所の御猟場でもあった由緒あるこの地は、古くから「京の奥座敷」として愛されてきた。
その中で、元陣屋「ひろや」は、御猟官として各宮家のご先導を命ぜられてきた家柄。昭和初期、叡山電鉄開通を機に料理旅館を創業した。国内はもとより、海外からも足を運ぶお客様が後をたたない。

山家の佇まい

山間の緑に映える白壁が、とても美しい純和風の建物。山家(やまが)の風情ある落ち着いた佇まいの客室と、華道や茶道に通じたご主人が設けた茶室「龍庵」。風格ある色合いと品格のある輝きで幻の名石と呼ばれる「貴船石」が使われた岩風呂。そのどれもが、訪ねる人の心に、やすらぎとくつろぎを与えてくれる。

鮮やかな自然美

鴨川の源流の一つである貴船川が目の前を流れていく。その渓谷美は何事にもかえられない程の絶景。春の新緑と山桜、夏の蝉時雨と蛍の舞、秋の燃えるような紅葉、冬の吹き積もる雪景色と、刻一刻と表情を変えていく自然の美は、いつ訪ねても訪れる者の心を深く感動させて飽きさせない。

京都 グルメ 「京・貴船・ひろや」

涼を感じ、涼を食す

貴船で「ひろや」が最初に始めたといわれる「川床料理」は、清流の川面に床を張り、背音に耳を傾けながらいただく頂く夏の風物詩として有名。氷鉢に盛られ見た目も涼しげな刺身や海産物、皿に塩で描いた川面を焼き鮎が泳いでいるかのような「石庭盛り」など涼味溢れる料理の数々を楽しみ、谷間を吹き抜ける風に身を委ねれば至福の時。
(川床料理は夏の季節(5月~9月)となります。)

全てはお客様のために

出汁に使う鰹節や昆布、肉・魚・野菜までも、全てご主人が目を光らせ厳選して仕入れている。そして自らが包丁の腕を振るう。作り置きは一切せず温かいものはより温かく、冷たいものは冷たいままでお出しする。器も季節や料理に合わせて、趣向を凝らしたものを窯元で作らせている。全てが料理人としての心配りである。

京都 グルメ 「京・貴船・ひろや」

季節の移ろいを食す

海の幸、山の幸、貴船川の川魚、加茂茄子や九条葱、万願寺とうがらしなどの京の伝統野菜。素材を生かした四季折々の料理を、移ろいゆく季節を窓辺から眺めながらいただく。「松茸会席」「もみじ会席」は豊穣の秋の宝味。厳選された上質の猪肉だけを使った「しゃぶしゃぶ風ぼたん鍋」は冬ならではの醍醐味である。
(秋・冬・春の季節は京懐石と牡丹鍋料理(館内)となります。)

掲載情報は2006年夏に取材した内容で、写真はすべてイメージです。

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