きょうりょうり はなさと

[祇園]

季節の懐石料理を憧れの祇園・花見小路で

木の香り漂う“桃源郷”

京都 グルメ「京料理 花郷」

花見小路に店を構える「京料理 花郷(はなさと)」では、新鮮な旬の食材や京都ならではの食材を用いた懐石料理が味わえる。口の肥えた客が多く、接待や祝い事の会食などによく利用されるほか、立地のよさから観光客も入りやすい店だ。

店名の花郷とは、「桃源郷のような意味です」と主人の北村憲司氏。俗世間からしばし離れて、リラックスした時間を過ごしていただけるように―そんな思いを込めて、南禅寺の管長さんが命名されたそうだ。暖簾の字も管長さん直筆である。この名にふさわしく、店は北山杉や檜などのムク材(天然の木材)で造られており、自然の木の香りに心が癒されるよう。部屋は、掘りごたつの座敷、茶室、テーブル席、大広間と揃い、2~50人まで利用可能。夜のみ1日1組限定の別邸「乾坤(けんこん)」もある。

京都 グルメ「京料理 花郷」
京都 グルメ「京料理 花郷」

おいしさの決め手は“水”

同店が大切にしている食事へのこだわりは、天然魚介など旬の食材を用いること、そしてできる限り、地産地消であること。お米は伏見の契約農家から、注文ごとに精米して仕入れ、野菜も地元・京都の農家から仕入れるものが中心。これらを昔のままに井戸水を使って調理している。“やわらかい”と評される京都の井戸水は食材の風味を損なうことがなく、また出汁をとるのにたいへん適しているとか。特に汁物(止椀)では、調理のたびに鰹を削り、2~3年寝かせた利尻昆布を加えて、香り高く澄んだ味わいの出汁をとる。ぜひ、じっくりと味わってみたい。

京都 グルメ「京料理 花郷」

器や調度品も見ごたえあり

器は、陶器なら清水焼・京焼の手描き物、漆器は年代物の輪島塗を主に使用。主人の目に適った器の数々が、料理をさらに格調高く引き立たせる。調度品もまた本物志向。各部屋や玄関には、狩野周信(ちかのぶ)、堂本印象、三輪晁勢(ちょうせい)などの掛け軸、皆川泰蔵の染織品、永楽善五郎の焼き物などの名品を、時々入れ替えながら展示。京料理を五感で楽しむことのできるしつらえで、客人を迎えている。

京都 グルメ「京料理 花郷」
京都 グルメ「京料理 花郷」

舞妓さんに出会う楽しみも

この店の魅力は、花街の華やぎに溢れる花見小路というロケーションなしには語れないだろう。ことに丸提燈に灯が点る夕刻からの情緒は格別で、だらりの帯の舞妓さんに出会えることも多い。もちろん同店でも舞妓さん・芸妓さんの手配をしてくれ、お茶屋遊びが体験できる。

掲載情報は2008年6月に取材した内容で、写真はすべてイメージです。

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