[三十三間堂・清水周辺]
清水寺のそば、風情豊かな五条坂沿いにある「京料理 花かがみ」。日本食に対する誇りと伝統を受け継ぐ主人は、日本調理師協会の会長を務め後進の育成に尽力する。その主人のもとで京料理の基本を厳しく叩き込まれ、技能五輪日本料理職種第1位の実績を持つ料理長が、その技と感性をいかんなく発揮。この店の味が、観光客はもちろん口の肥えた地元客にも支持されているのは当然のことといえるだろう。創作に走ることなく、けれど場所柄、多様なお客様のニーズに応えて、手頃な定食やお弁当から会席料理まで揃える。場面や目的に応じてさまざまに利用してみたいものだ。
「お客様に京都の昔ながらの味を知っていただき、覚えていただきたいという気持ちで料理に取り組んでいます」と主人。そんな熱い思いから、特に観光の方に喜んでいただけるようにと生まれたのが「京のおばんざい定食」。季節ごとのおばんざい三種、胡麻豆腐、出汁をたっぷりと含んだ出汁巻や焚合せ、焼き肴・・・季節の京野菜、おから、ひじき、湯葉など体によい素材を使い、料理によって出汁を使い分けるなどプロの技で丁寧に作られた一品一品は、いずれもしみじみと、忘れがたいおいしさがある。
「花かがみ弁当」は松花堂弁当の器に、お造り、胡麻豆腐、焼き八寸盛り、焚合せが入る。味はいうまでもなく、料理の五色を配した雅やかな盛り付けも感動的。吸い物、ご飯、お菓子等が別になっていて量的にも満足できる。
また同店の味を心ゆくまで堪能したいなら、ぜひ「おまかせ会席」をいただきたい。吸い物ひとつとっても、季節ごとに多彩なバリエーションで提供。その繊細かつメリハリの効いた料理内容が楽しみだ。料理と、清水焼・京焼など器との美しい調和にも注目を。
ここ「京料理 花かがみ」から清水寺まで、歩いてわずか10分弱。産寧坂、二年坂などにも程近い京都を代表する観光地に位置するので、散策がてらに同店を訪れるのもいい。席は気楽なテーブル席とゆっくり寛げる座敷がある。座敷は2名~20名位まで収容可能で、法事や食事会での利用も多い。