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黄檗普茶 白雲庵(おうばくふちゃ はくうんあん)

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中国風精進料理「普茶料理」の名店
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京都 グルメ「黄檗普茶 白雲庵」

異国情緒を放つ萬福寺のお膝元へ

京都からJRを利用して約25分。宇治市黄檗(おうばく)には、中国明の高僧・隠元(いんげん)禅師が開いた黄檗宗大本山萬福寺(まんぷくじ)がある。中国様式の建造物や伽藍配置が、独特の異国情緒を放つ寺だ。その真向かいに佇む「白雲庵」は、もともとは萬福寺の塔頭(たっちゅう)で、明治の初め、中国風の名残をとどめる精進料理「普茶(ふちゃ)料理」の店となった。ささやかな山門をくぐると、池を配し緑豊かな庭園や茅葺きの母屋が、いかにも風雅。酒樽で作られた茶室には、白雲庵開山の自悦(じえつ)禅師を祀っている。

素朴さと彩り豊かな豪華さと

普茶料理には、普く茶を供するの意味と赴茶(茶に赴く)の意味があり、禅門の茶礼(儀式法要のあと茶を喫しながら行う意見交換・協議)のあとに、労をねぎらうため作法に従って出されていたという。同店では二汁六菜を基本に、季節感を重んじ、素材の味を生かした素朴な料理を提供。かつ、数種類の野菜を彩り豊かに組み合わせた雲片(吉野煮)、花など美しい細工を施した笋羹(菜煮の盛り合わせ)、味付け天麩羅など、豪華さを加え、食べる楽しみを演出してくれる。

京都 グルメ「黄檗普茶 白雲庵」

黄檗宗ならではの豆腐

季節により料理内容が変わるなかで、胡麻豆腐と、黄檗宗ならではの黄檗豆腐は、絶対に欠かせぬ一品。黄檗宗とともに伝来してきたといわれる黄檗豆腐は、木綿豆腐を絞り水けを切って、だし醤油につけたもの。これを天麩羅にして供する。また胡麻豆腐は、胡麻を深煎りにしているので、しっかりとしたコクがあるのが特徴。

京都 グルメ「黄檗普茶 白雲庵」

大皿を囲み和気あいあいに

大皿を囲み、身分や年齢の区別なく自由に取り分けて食べる。それこそが普茶料理の流儀。ゆえに堅苦しく考えるのではなく、心を開いて仲良く、和気あいあいと食の時間を楽しむこと。これが最も大切なことされている。基本は4人1座だが、同店では2人から受け付けてくれる。

京都 グルメ「黄檗普茶 白雲庵」

四季折々に美しい庭

京都 グルメ「黄檗普茶 白雲庵」

紅葉、枝垂れ桜、ツツジ、サツキ、新緑・・・。季節を通して美しい表情をみせる庭の風景も、ごちそうのひとつ。豊かな地下水を利用して池を配し、耳を澄ませば、筧から流れ落ちる水音も心地よい。この地下水は料理にも利用され、滋味を生み出している。

掲載情報は2007年10月に取材した内容で、写真はすべてイメージです。
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