[祇園]
粋で華やかな空気が漂う祇園の花見小路沿い。白木の格子戸も風流な「美登幸」は、花街文化の中心地であるこの地に店を構えて半世紀になる。「祇園と京料理屋に親しんでいただくこと」を何より大切にし、お客様のニーズに応じた「京懐石料理」をバラエティ豊かに取り揃える。敷居の高さを感じることなく京都らしさに触れられるとあって、観光客の人気を集めることはもちろん、料理長の確かな腕前に、地元にも多くの贔屓客を持つ店だ。
同店のモットーは、地の食材を地元の伝統的な方法で調理する「土産土法(どさんどほう)」。季節ごとの京野菜や、若狭より直送の魚介などを用い、京料理の命ともいうべき風味のよいだしで調理。食材ごと、料理ごとのおいしさを最大限に引き出す。たとえば、ほとんどの京懐石料理に付く「湯豆腐」は、昆布だしで豆腐に火を通し、いただくときは、コクのある鯖節ベースの“うまみだし”で。また懐石と共に好評の「祇園鍋」(冬季のみ)は、新鮮な魚介類と京野菜をメインの具に、秘伝のだしがなんとも味わい豊か。思わず飲み干したくなる。
京の味をリーズナブルにいただきたいなら、「京懐石料理」をコンパクトにまとめた「祇園御膳」がおすすめ。炊き合わせや麩まんじゅうを見た目も愛らしい籠盛りにし、これに湯葉造り、ごま豆腐、湯豆腐などが付く。ほかに、予算に応じ2万円以上の懐石料理や、はも懐石、松茸懐石など“づくし”も整えてくれる。席も場面に応じて使い分けができるよう多彩に用意。一人でも利用しやすいカウンター席、大小の座敷、座敷とテーブル席の個室など。気軽な食事、本格的な接待、歓送迎会や同窓会などの集まりまで、幅広く利用を。
祇園に深くなじみ、祇園とともにあるこの店では、手軽な御膳や一人客でも、舞妓さん・芸妓さんを呼んでもらい会食することが可能。客、人数、目的などにより、ふさわしい芸・舞妓さんを呼んでくれる。まずは事前に相談の上、ぜひ一度は、祇園ならではの楽しく粋なひとときを体験してみてはいかがだろう。