 |
|
|
|

「祇園 迦陵」は、花見小路に暖簾を掲げる京料理の店。元お茶屋だったという趣ある建物の内部は品のあるモダンな空間で、吹き抜けのオープンな厨房には料理人たちの活気がみなぎっている。料理は昼・夜共1コースのみで、昼は8品、夜は12品とボリュームも満点。どれも和食の基本を守りながらも、洋の素材をうまく取り入れたり調理法を工夫したりと、智恵を絞り手間暇をかけた献立ばかりだ。懐石の最後の仕上げには、まるで洋食のデザートのようなしっかりとしたケーキと飲み物がつく各コースは、女性を中心に常連客が多いというのも頷ける。
「迦陵」という名前は「迦陵頻伽(かりょうびんが)」という上半身が人、下半身が鳥の想像上の生き物が由来。極楽浄土に住んで、舞を舞ったり音楽を奏でたりすると考えられているこの鳥のように、訪れる客を楽しませたいとの思いから名付けられたのだとか。その名の通り、この店ではまさに極楽にいるような幸せなひとときが過ごせるだろう。 |
|