フクジュエンキョウトホンテン 3カイ キョウノチャゼン

[四条烏丸周辺]

京都発!話題を呼ぶ“お茶を使ったフランス料理”

宇治茶の老舗「福寿園」と京都が生んだ新フレンチ

京都 グルメ 「福寿園 京都本店 3階 京の茶膳」

寛政二年創業のお茶の老舗「福寿園」が、四条富小路に地下1階、地上9階の京都本店を開設したのは、2008年9月のこと。お茶のオリジナルブレンドが作れる「地下1階 京の茶蔵」、甘味と軽食「2階 京の茶寮」、茶室のある和の喫茶「4階 京の茶庵」茶具と食器の「5階 京の茶具」を展開。フロアごとに人間国宝の作品を飾り、坪庭を配するなど、平安時代から受け継がれている京の美意識を散りばめている。フレンチレストランは3階にあり、「京の茶膳」と銘打つ、お茶を使ったフランス料理が評判。地元京都出身で銀座マキシム・ド・パリ元総料理長である中野鉄也シェフが、お茶と京野菜など旬の食材を駆使し、最後まで品のある味わいのコース料理を提供する。京都、そして、この店だからこそ生み出すことのできた新しい美味をぜひ、存分に楽しみたいものだ。

京都 グルメ 「福寿園 京都本店 3階 京の茶膳」

お茶の香りと上品な味わいを楽しむ

京都 グルメ 「福寿園 京都本店 3階 京の茶膳」

新しい食文化を創出し、世界へと発信する―それには、歴史と伝統あるフランス料理こそがふさわしいとの思いで生まれたのが、「3階 京の茶膳」だ。前菜、本日の鮮魚料理、メイン料理、デザートにいたるまで、ソースや隠し味としてすべてにお茶が使われている。テーブルには食べるお茶「まっ茶」、「ひろ葉」、「きざみ」が置かれているので、好みでトッピングしても。料理とお茶の香りがいかに融合するか、一皿一皿が本当に興味深い。最後は抹茶かほうじ茶のカプチーノ。ふわっとした口当たりとやさしい味わいで、気分をほんわか幸せにしてくれる。

おいしいことはもちろん健康にも配慮

京都 グルメ 「福寿園 京都本店 3階 京の茶膳」

コースの味付けは全体的にあっさりとしており、熟年のカップルや女性に特に好評という。また、油はヘルシーな菜種油、調味料としてよく使われる酢は、まろやかな酸味で刺激の少ない京都のもの。ビタミン類やカテキンが豊富なお茶とのコラボレーションで、「もっとおいしく、もっと楽しく、もっと健康に、もっと美しく」を追求している。

京都 グルメ 「福寿園 京都本店 3階 京の茶膳」

京の伝統美に包まれて

器もまた一流品。ウェルカムプレートの京蒔絵飾皿は、1枚として同じ絵柄がないという空女(くうにょ)氏の作品。金彩や色絵を用いて、王朝の美をイメージしたきらびやかで高貴な図柄が描かれている。料理を盛る器やカップもすべてオリジナルの京焼を使用。内装に目をやると、壁には人間国宝・羽田(はた)登喜男氏の友禅染め作品が飾られ、庭は、霞にたなびく夜空の月を表現。ここには、王朝文化のふくいくたる香りが満ちている。

掲載情報は2008年12月に取材した内容で、写真はすべてイメージです。

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