ちもと・さいせき ちもと

[先斗町・木屋町]

愛され続ける老舗の美食と遊空間

300年の老舗

京都 グルメ 「ちもと・彩席ちもと」

享保3年(1718)の創業の地、千本通りからその名が付いたという「ちもと」。今の西石垣通に移転したのは明治初期のこと。300年の歴史を刻む老舗であり、昔と変わらず愛され続ける名店だ。

趣向を凝らす

この店のモットーは受け継がれた伝統を大切にしながらも、それに甘んじないという姿勢。料理については同じ月、同じ食材を使っていても、決して同じ献立にはしない。春の雛祭や夏の祇園祭、秋の観月など歳時にのっとりながら月ごとに趣向を凝らし、その都度器も変えるのだ。しつらえも京情緒を守りつつ、時代に合わせる。

日々研鑽

もちろんサービスも同じ。一人ひとりの気持ちに立って常に間を計り、繊細かつ豊かなサービスを工夫する。これらすべてにおいて現状に満足することなく、日々研鑽(けんさん)を重ねているのである。客人も美食だけでなく、空間や気心が揃った粋な世界に浸ることを求めてここを訪れる。料亭の楽しみは食だけではないことを実感させてくれる貴重な一軒と言える。

京都 グルメ 「ちもと・彩席ちもと」

高い美意識が注がれたしつらえ

本格的数寄屋(すきや)造りがなされた建物はどの部屋からも鴨川や東山が望むことができる。季節ごとに様々な表情を見せる眺めを生かしながら、しつらえも歳時に合わせた趣を大切にしている。特に庭がないからと花には心をかけ、毎日生け変え、座敷に彩りを添えている。

懐の深いサービス

料理を運ぶタイミングや作法、心地よい応対など求められるサービスは多く、しかもこれがベストと言えるものはない。だがここの女将や仲居さんはさすがの力量。立場や好みをいち早く判断し、気持ちを酌んでの接客は、目も舌も肥えた客人を心から満足させる。

京都 グルメ 「ちもと・彩席ちもとと」

彩席ちもと

この「ちもと」の味を気軽に味わえるのが、「彩席ちもと」だ。 本店の向かいにあり、本格京料理をおひとりでも気軽に楽しんでいただけるようにと、1階カウンター席2階テーブル席で建都1200年の年に開店。本店「ちもと」に代々伝わる料理や調理法、また華やかと評される個性は守りながら、新しい食材や調理法も取り入れる工夫を月々変わる献立に盛り込んでいる。地元の女性客にも人気があり、とくにお昼は込み合う為、事前予約が好ましい。

掲載情報は2006年夏に取材した内容で、写真はすべてイメージです。

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