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京料理・お宿 粟田山荘(きょうりょうり・おやど あわたさんそう)

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粟田山に抱かれた風流な料理旅館
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京都 グルメ 「京料理・お宿 粟田山荘」

織元の別荘

粟田口はかつて東海道から京へ入るための唯一の玄関口だったところ。ここから少し奥に入った粟田山の山裾に「粟田山荘」はある。歴史を感じさせる門、隅々まで手入れされた前庭、そして玄関へと導く大きな石段。あたりは静寂に包まれ、まるで別世界に足を踏み入れたようだ。

建物は西陣の織元の別荘だったもの。それだけに贅を尽くした数寄屋(すきや)造りで、随所に凝った細工が見られる。山なりに造られた庭園「石翠」もまた冴え冴えとした表情。草木の中に名石や灯籠が配され四季折々の色に染まる庭は、ただ何もせず眺めていたい気持ちにさせる。

華やか、かつ繊細

華やかかつ繊細な料理はこの宿の真骨頂。精魂こめて素材そのものの味を引き出した料理、山荘の四季の風情を映したような盛り付け、そして料理を出す絶妙のタイミング。すべてが完璧に調うことで最高の満足が生み出される。

京都 グルメ 「京料理・お宿 粟田山荘」

心洗われる美しい庭

鞍馬・貴船の名石や鎌倉時代の灯籠を配し、枯山水の技法を駆使した庭園「石翠」は、一年を通して次々に咲く花木が訪れる者を出迎えてくれる。傾斜を生かし、1階と2階、また部屋ごとに異なる景観が楽しめるように設計されているのも心憎い。

贅と安らぎを一緒に実感

昭和12年(1937)に西陣の織元の別荘として建てられただけあって、細部にまで意匠を凝らした造り。檜を惜しげなく使い、戸や襖、欄間にいたるまで丁寧な仕事が施されている。当時の主人の美意識がうかがえる建物だ。しかし決して格式張っているのでなく、心から落ち着ける空気が漂うのがこの宿の魅力。

京都 グルメ 「京料理・お宿 粟田山荘」

京らしさが薫るもてなし

客室は2室のみだが、食事をいただくのは窓いっぱいに庭を眺める広間。最後の抹茶と菓子は照明を落とした別の部屋で。この宿ならではの演出だ。これも日常を離れて優雅なひとときを過ごしてほしいという思いがあるからこそ。

掲載情報は2006年夏に取材した内容で、写真はすべてイメージです。
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