京の料亭を上手に利用する「料亭入門」 一度は行ってみたい、憧れの料亭。でも、そもそも料亭って他の飲食店とどう違うの?と、何となく疑問に思っている方のために、まずは料亭の基礎知識からご紹介しましょう。
料亭入門TOP 初めての方も大丈夫 よくある質問集 料亭の上手な選び方
そもそも料亭とは「味、もてなしとも一級品の日本料理店」
「料亭」とはいわゆる高級日本料理店のこと。正式な定義づけこそありませんが、一般に、専任の板前、サービスを担当する仲居を置き、個室の座敷があって、接待のための席や、芸妓衆を呼んでの宴席を提供する店のことをいいます。格式の高さからVIPの利用が多いのも特徴。なかには、芸妓衆のもてなしを主として料理を仕出しでまかなう店もありますが、京都では、その役割はお茶屋が担っています。また京都においては、自分の店をあえて「料理屋」と呼ぶ主人も。謙遜の中に、味に賭ける熱い思いが込められているようです。
料亭のしつらえ
 
「料亭」では、ぜひ、しつらえにも目を向けたいものです。玄関先は打ち水で清めて、お客様をお出迎え。部屋の床の間に飾られる花や掛け軸は、四季ごとに、あるいは行事、節句、お客様の層、目的によって替えられ、季節感ともてなしの精神が表されています。また、その道の大家による優れた書画、陶器、調度品がさりげなく配されていたり、料理を盛る器が名のある骨董品であったり、本当にいい物を間近に見、触れることができるのは、料亭だからこその贅沢といえるでしょう。

懐石料理とは「お茶の精神をベースに旬の食材を用いて」
「懐石料理」は、本来はお茶事で出されるもので、一汁三菜を基本にした質素にしてごく軽い食事のこと。1つ食べるごとに1つ料理が運ばれてくるのが特徴で、この「熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちにできたてを配膳する」形式は、千利休により始められたといわれています。現在では、茶の湯の精神を受け継ぐ店が、広く「懐石」の名で料理を提供。自然を慈しむ心から、旬の食材を用いて素材の風味を最大限に生かし、季節感のある盛り付けとしつらえが大切にされています。ちなみに「会席料理」とは、饗応のための本膳料理の流れを汲み、お酒とともに楽しむ料理のことです。

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